福島不忘スキークラブ設立頃の不忘山でのスキー
福島不忘スキークラブの設立当時の不忘山でのスキーの絵と思われるものが残されていました。
この絵は、その当時、板谷で造酒屋をしていた宗川家当主の宗川名右衛門さんと妻の春江さんの孫にあたる方から提供いただきました。
その方は、祖母の春江さんより祖父が板谷でスキーを始めたことや、宮様を六華クラブでおもてなししたことをよく聞いていたそうです。
そこで、当時の宗川家のことを調べようとして私たちの福島不忘スキークラブのホームページを知ったそうです。
実家にある絵に描かれているのが、不忘山でスキーをしていた絵ではないかということです。絵のサインには1933年と記されており、絵の上部にある建物は煙突があるので、六華倶楽部という宮様の休息処として、曽祖父が建てたそうです。作者については不明。
宗川本家は、代々庄屋(本陣)で造酒屋をしていたそうで、曽祖父が外国の方々が来られた時に、積極的にスキー場を整備したり、皇族の方が来られるので絵にある建物を建てたりしたそうです。宮様から頂いたお礼状も残っています。
福島不忘スキークラブのきっかけとなった五色温泉スキー場が閉鎖されて久しいですが、クラブ創設時の様子や歴史が深いことがこの絵から伝わります。
【故 宗川春江所蔵の絵画】